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2014-07-13

Magic In The Shadow(メスト・エジル)

エジル関連の過去ログは
こちらの親ブログ、Powder Blue Sky
をご覧になってください。


こちらファン達の間で評判のThe Independentからの記事。

Mesut





メスト君の核の部分の素晴らしさをプロの目から評していて、短いけれど中身は濃いです。
素人の私も、そうなんだろうなぁと頷ける箇所多々あり。
フットボールをもっと深く知っていれば、もっとよく理解出来るのだろうな、と思う。

(主観入りテキトー訳で)

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The Independent

In defence of Mesut Ozil - the Arsenal midfielder works magic in the shadows
目立たないところで効いているエジルのマジック 

Criticism of the £42.m signing from Real Madrid has continued into this World Cup - but it's not justified

W杯期間中も続くエジル批判 - それは正当な根拠があるものではない

Kit Holden   
Tuesday 08 July 2014



Training3

 

メスト・エジルはフットボーラ―としは時代を間違えて生まれてしまった。
彼が報道関係者と出くわした時を見れば、それは明らかだ。
彼は自分の一挙手一投足が人目に晒される時代に生き、その中でプレーせねばならない。


それでも彼は上手くスルリと陰に隠れてしまう方を好む。
記者達を見ると、感謝の一瞥を投げかけるだけで、サッと彼らの前を通り過ぎて行く。
そんな時はいつもチームメイト達が、しつこく追い回す彼らを追い払っている。
 

彼の振る舞いはピッチ上でも変わらない。




エジルレベルのプレーヤー達といえば、どんな瞬間でも輝いているはずだし、私達は息を呑んで彼らを見つめるはずだし、人間業とは思えないほどのボール捌きに驚嘆させられているはずだ。



Training4

エジルは短期で怒りっぽいところもあり、要求を満たすよう求められても、キッパリ拒否もする。例えばジグザグの駆け上がりや、40ヤードのオーバーヘッドシュートなどしようとはしない。


その代り、彼はピッチ上を気付かれないように動き回り、時としてかろうじてボールに触っている、という程度で、こっそりと陰の中を動き回る。

 

これがフットボールの世界に怒りの渦を巻き起こす。アーセナルのファン達は、なぜそんな選手に莫大な金額をつぎ込んだのか、と困惑する。ポール・ブライトナーは、エジルは代表チーム先発から外すべきだと言い出す。スキー界話題の選手Neureutherなどは、エジルを見ていると、彼のパンチのなさにカッカする、などと言う。




Training2

ピリッとしたパンチ、力強さ、スピード。これらは現代の私達がスター達に求める『良きこと』である。エジルはそれらをいくらか持ち合わせてはいる。





試合中の彼は、今までずっと、そして今現在も、無私無欲なのだ。




彼はスペースを創り出したり、何人かのデフェンダーを引きつけてポジションを離れさせたり、驚くようなパスコースを見つけたりする。そしてスーパースター達を輝かせることが出来る。

その中でも偉大なスーパースター、クリスティアーノ・ロナウドはエジルのその点を知っていた。彼はエジルとプレーするのを好み、エジルを『魔法使いのお手伝い』と愛情込めて呼んでいた。

これは結構正確な表現だった。観客達に気付かれることなく、事を運ぶと言う点では、エジルは手品師といえる。彼よりもっと派手な同世代選手達にスポットライトを当ててあげる、という点においては、彼は『お手伝い』なのだ。

 

Training1

もちろん彼はいつも魔術師のようである訳ではない。多くの時間、Neureutherが言うようにあまり役立っていない。アーセナル初シーズン中、彼が持つ天才的閃きを見せたのはほんの数えるばかりのシーンだった。そしてワールドカップでも、ほんの僅かに上向き、といった様子である。




ここ数年の間、エジルは自分にピッタリ合った日々を送ってきた訳ではない。彼につけられた値段によって、彼は魔術師のお手伝い、ではなくて魔術師の役割を押し付けられてしまっている。それは彼には合っていない役割だ。



喧伝されソーシャルメディアを通して伝えられる彼の独自性や個性は、どうも彼の周囲のアドバイザー達 - もちろん彼の父親ではなくて -が、エジルのような男には似つかわしくないレベルのことを求め、伸ばそうとしているそれであって、実際とは違うようだ。




彼はピッチ上でもピッチ外でも、隠れていた日陰から力づくで引っ張り出され、近代フットボールのメインストリートを衆目の中、派手に歩かされているように思える。




Ozil_in_play2

エジルのような男には、このやり方はよろしくない。彼の心理状態、一貫性などが揺らいでいる。しかし彼の天才的な能力はまだ、そこに存在している。



ブラジルW杯では群衆心理的なものが働いて、彼は言葉による批判を浴びているが、言われるよりもずっと良いプレーを、彼はしている。






彼のパスは統計上、他のチームメイト達よりも良いし、スペースがないところに目立たないようにスペースを創り出し、ドイツ側攻撃の突破を可能にしてきた。

エジルは最高のフォームではないかもしれない。



Ozil_in_play








試合中、目を彼のいる方へ移してみると、あなたはきっとブライトナーと同じ結論に達し、エジルはただ無駄にピッチ上を動き回っているだけだ、と思うだろう。

しかし、もし今夜、その余裕があるなら、エジルを注意深く良く見つめてみるといい。
きっと 5000万ユーロの価値があるプレーを、彼が90分、し続けているのをあなたは見ることになるだろう。彼はそう動き、そう機能していたのだということを。

よく見ていないと見逃してしまうようなやり方で、彼は試合に影響を及ぼしていたのだ、ということを。





ひっそりと。





陰に隠れて。

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Ozil_in_play3






『彼はピッチ上でも外でも、隠れていた日陰から力づくで引っ張り出され、近代フットボールのメインストリートを衆目の中、派手に歩かされているように思える。』

ここ共感でした。やっぱり、あの性格(ってそんなに知ってる訳でもないけど^^)故に大変だろうな、と思う。



レーヴが信頼を置いて使い続け、フリック、クロース、最近ではレーマンが援護コメントを発したりしてます。エジルについて評した記事が多いですが、試合の中で発揮されている、その素晴らしい隠れた影響力をもっと知るには、もっとフットボールを知らねばならない、ということなのか。

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ブラジル戦のエジル・ビッシリビデオ。
陰のところで効いているエジルが見てとれるよう努力してみよう^^

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いよいよ明朝、決勝戦。真剣に観戦します。





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